がん検診について

日本人の死因の一番はがんです。
日本人の3人に1人ががんで亡くなっています。
世界中の優秀な研究者ががんの研究を日夜おこなっています。しかし白血病など一部の治療法は画期的に進みましたが残念ながら一般的ながんについては決定的な進歩はないと言って良いでしょう。
私の医者人生においても労力の半分以上をがんと取り組むことについやしてまいりました。

やはり今でも早期発見早期治療の原則は変わりありません。

日本人に多いがんは男性では胃、大腸、肺、肝臓、前立腺で女性では大腸、乳房、胃、子宮、肺の順番です。
これら頻度の多い臓器を1年に1回検査することをお勧めします。なにか見つかると恐いから検査したくないと言わず気楽に検査を受けて下さい。

名古屋市ではおもに40歳以上の方を対象にワンコイン検診として胃、肺、大腸、子宮、乳房、前立腺の検診を500円の負担でおこなっています（70歳以上は無料）。
当院でも胃、肺、大腸、前立腺のがん検診を受けていただけます。胃がん検診はバリウムを飲んでレントゲンを撮る検査、肺がん検診は胸部レントゲンや喀痰の検査、大腸がん検診は検便、前立腺がん検診は血液検査でおこないます。また肝臓がんのおもな原因であるB型、C型肝炎の検査も無料で受けることができます。

胃が痛いとか食欲がないといった症状だけではどんな名医でも胃炎か胃潰瘍か胃がんか検査をしなければ区別できません。当院では苦痛の少ない経鼻内視鏡での胃カメラをおこなっております。
咳が出るのが風邪だけなのか肺炎か肺がんであるのかもレントゲン検査をしなければわかりません。

検診や検査についてはお電話でお気軽にお問い合わせください。